こんにちはテツです。
今回はワラストンツヤクワガタの紹介になります。

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(68mm中歯型。マレーシア産 WF1)

インドネシア便が入荷したら比較的見ることが多い本種。値段も比較的お手ごろで色ツヤ系の入門種だと思います。
上記画像の個体は2020年~2021年に幼虫で購入し、羽化させたものです。幼虫期間は速いもので1年程。

購入~採卵
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今回は2021年の5月頃にスマトラ島ベンクール産を購入。
ちょうどボーレンホーベンがいたので共に撮影。ほとんど色違いなだけです。
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6月頃に採卵。セット内容は少し古くなった無添加系の発酵マット。持ち腹では産んでいませんでしたので同居。飼育スペースやコスパ面でどうしても沢山は抱えられませんので累計卵10数個で解除しました。

幼虫飼育~羽化
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8月に2令、9月下旬に3令。孵化から約4ヶ月。
♂頭幅13.3mm~14mm。♀頭幅12.5mm~12.7mm
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♂3頭を11月~12月に測定。♀は1800ccボトルで無交換設定。
23gは2令から小ケースに入れてました。30g台2頭は3令から3200cc。

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2022/2月。雌雄共に繭入り。♀は3月、♂は4月に蛹化。前蛹期間は比較的短い。羽化間近の♀は4月には羽化していました。
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6月中旬から続々と♂が羽化。体に対して顎の伸びが悪く見える。
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10月中旬。最後の1頭が蛹化。約1年4ヶ月。
中々長歯型にはなってくれませんね。体の大きさ的には伸びても良さそうなのですが…。
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12月下旬に羽化。窮屈そう。繭内の縦横は狭めですが高さは脚を伸ばせる程の余裕はある感じ。


羽化個体紹介

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①中歯型   
62.0mm

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②中歯型   65.9mm

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③中歯型   66.5mm
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④中歯型   75.6mm  (頭が上がってないので手乗り撮影)
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今回の最大。羽化までに1年半。
本種としては珍しく時間がかかったものの長歯にはならず。
顎は他のよりデカい分それなりに伸びてくれた。
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⑤♀  42.2mm
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⑥♀  46.2mm

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⑦♀ 48.2mm 
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42mmと比較。ゴツさが伝わったら嬉しい。
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ビークワ86号にてレコードを頂きました。ついでにチビも。
この♀。実は羽化した中で1番早かったんですよね〜
繭入りまでの暴れ?がほとんど無かったのかも。
結構早く申請したので発表まで長かったなぁーという感じ。


飼育まとめ

飼育そのものは産地は違うものの2回目になります。
餌も普段使い慣れてるものでしっかり死ぬことなく育ってくれたのは良い虫だなぁ〜て思います。
♀のレコードは素直に嬉しい!まだWF1だしね〜
♂も目標としていた親越えだったので割と満足度高し。
ただまぁ…幼虫最大体重に対して羽化した時の還元率は酷いもんですねぇ………70mmを最大以外超えないとは驚いた。
最大個体は最終23g〜から測ってないので分かりませんが、外から見た限り結構デカく見えたので長歯型にならなかったのは悔しいな〜
デカい=幼虫期間では無さそうですね。
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次世代が既に取れております。卵が前よりもデカく見えるので期待できそう!??

目指せ長歯80mm!!!